さて、ホンダでも”棚卸し“作業の日が近くなってきました。
棚卸し作業を簡単にいえば社内の部品の在庫調査のことです。
自動車工場においては、完成車や部品などの正確な数をカウントして所有する資産を把握し、その結果を自社の決算報告に使用します。
当記事ではホンダ期間工の業務の一つである、棚卸し作業について紹介してみたいと思います。
ホンダでは9月・3月に棚卸し作業実施
ホンダでは9月末と3月末の上期・下期の2回に分けて棚卸しを行います。
事前にカウントする部品を置き場にまとめておき、棚卸し当日に置き場に集約した部品全ての数を正確に集計します。
カウント終了後に、部品の数を帳票にまとめて担当者に提出する…簡単にいうとこんな感じの流れになります。
帳票記入と部品カウントは、それぞれ担当者を分けて業務を行っていきます。
先ほど書いた通り、集計結果は上期・下期の決算報告で使われるので、棚卸しは極めて重要な作業で、ミスが許されないものとなっています。
とはいえ棚卸しは人間の手で行うものなので、細かいミス(特に部品カウント)はスルーされがちですが…。
期間工は棚卸し作業を担当するの?
気になるのは、こんな重要な業務でも期間工が参加する仕事なのか?ということ。
これは部署によって異なりますが、基本的には期間工でも棚卸し作業を手伝うことになります。
僕の部署では期間工が担当する時と、そうでないときがありました。
部品カウントにしろ帳票記入にしろ神経を使う作業なので、ヘタなライン作業よりも疲れが出てきます…。
カウントに大きな不備がある、例えば仕入れたボルトの数に対し棚卸しでの集計結果がとの差があまりにも大きすぎる場合、間違いなく指摘を受けてしまうからです。
もちろんボルトの締め付けミス等で廃棄される部品はありますが、指摘を受けてしまった場合、最初からカウントやり直しなんてことになりかねません。
そうなったら現場サイドの雰囲気はピリピリしますし、余計な時間は食うしで最悪です。
こうならない為にも、棚卸しの部品カウントの際は、必ず担当者を2人以上つけて二重でのチェックが行われます。
手間は増えますが、指摘を受けた際の負担を考えれば当然の対応策ですね。
最後に
当記事ではホンダ期間工での棚卸し作業についてご紹介しました。
日常のライン作業とはまた違う、こういう仕事もあるよ、大切な業務の1つだよということを知ってもらえれば幸いです。
もしあなたが、ホンダ期間工の仕事に興味が出てきたならば、その魅力を以下の記事にまとめていますので、あわせて読んでみてくださいね。
コメント