ホンダは日本企業の中でも、有給取得に力を入れていることで有名です。
2018年度のCSR企業総覧によれば、ホンダは有給取得率99.6%で7年連続トップの座を維持しています。
出典: https://toyokeizai.net/articles/-/209145?page=2
2位3位もホンダの関連会社であり、ベスト3をホンダグループが独占していることになります。
(ランキングを見ると自動車メーカーが目立ちますね。)
ホンダ期間工は入社から半年経過後ですが、10日間の有給休暇を取得できます。
これは他社でも同じですが、ホンダでは期間工でも有給を取りやすい雰囲気ができています。
当記事ではホンダ期間工の有給取得事情について詳しく解説していきます。
ホンダ期間工の有給日数
ホンダ期間工は以下の条件を満たせば有給休暇が発生します。
- 入社から6ヶ月が経過
- 6ヶ月間の労働日の8割以上出勤
この2つをクリアしていれば自動的に10日の有給が付与されます。
以降、入社から18ヶ月、30ヶ月経過するごとに新たに有給が発生します。
有給の発生日数は以下の通りです。
入社6ヶ月経過時:10日発生
入社18ヶ月経過時:11日発生
入社30ヶ月経過時:12日発生
※有給の保有期間:2年間
注意したいのが有給の保有期間は2年であることです。
有給は古いものから順に消化されるため、入社30ヶ月(2年6ヶ月)に12日発生した際、最初の有給10日は消えてしまうので注意してください。
残り日数に気を付けて計画的な消化を意識しましょう。
有給取得の流れ。30秒もかかりません!
実際に有給を取得するときの流れを解説します。
有給を取得したい日の前日までにチームリーダー(不在の場合はトレーナー)に申告します。
有給を取りたい日を選んで、ほかの人と取得日がかぶり過ぎていなければ、その日に取得することができます。
たったこれだけでOK! 30秒もかかりませんね。
同じ日に有給取得が2人までなら被っても大体OKな印象です。
ホンダは正規・期間問わず有給取得がしやすい雰囲気ができています。
例えば、有給取得が進んでいないとチームリーダーから「有給使っとけよ」と注意してくれるほどです。
わざわざこんなことを言ってくれる、というだけでも有給が使いやすい環境であるとわかりますよね。
日本では有給取得率が50%弱でここ数年伸び悩んでいます。この原因には「有給を取りづらい雰囲気」が大きく関係していると思います。
よくあるのが、有給を取るのにわざわざ取得理由を聞かれること。
有給を取得するのに、本来理由は必要ありません。もし聞かれた場合は「私用」でOKだそうですよ。
※参考記事
有給休暇の取得理由は『私用』でOK|断られた時の対処法
ホンダではいちいち理由を聞かれることはありませんし、自分の希望する日にしっかり有給を入れることができます。
勿論、1週間以上といった長期間の場合は理由が必要になりますが。
ホンダは期間工でも有給取得率100%!!
ホンダには「有給買い上げ」という制度があります。
簡単にいうと、退職までに消化できなかった有給を会社側で買い取ってくれる制度です。
買い取った分の有給日数の日給額が支給される、いわばキャッシュバックみたいなイメージですね。
ただし契約満了での退職者のみが対象なので、自己都合だったりバックれ退職の場合は適応されません。
買い上げ可能な日数については以下の通りです。
入社6ヶ月~18ヶ月満了退職者:上限5日
入社21ヶ月~30ヶ月満了退職者:上限10日
入社33ヶ月~36ヶ月満了退職者:上限11日
※支給タイミング:退職時の給料と同時に支給
※上限日数を超えた場合、その日数分切り捨て
もちろん、買い上げ制度を利用せず、退職までに全ての有給を消化することも可能です。
例えば契約満了日(退職日)までに5日間有休が残ってしまったときは、満了日の6日前を最終出勤日とし、残り5日を有給消化に充てることもできます。
つまり買い上げ制度利用でも、有給消化でも、ホンダ期間工は有給取得率100%を実現できるわけです。
最後に
今回はホンダ期間工の有給休暇について解説しました。
・有給取得率ほぼ100%
・有給のとりやすい社内の雰囲気
・有給買い上げ制度
これだけでも、有給休暇をとりやすく優れた労働環境であることがわかりますね!
もしホンダ期間工に興味がでてきた、あるいは既に情報収集しているあなたは、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。
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